我が家の桜

2025年03月25日

我が家の桜は彼岸桜です。いつもの年ですと染井吉野に先立って、3月半ば頃には満開になりますが、今年は遅い開花で、つい数日前から開き始めました

毎年毎年桜に誘われるように春を迎え、鳥の声がにぎやかになる頃、たくさんの花が咲き乱れ、様々な花の香りに包まれます

春本番を感じながら桜の刺繍も作品の一つです

満開の頃と蘂降る頃(しべふるころ)の二つの時期を刺繍しました

花が散ると人はその植物から目を離してしましますが、そのあとの変化も楽しんでいただきたいと思って蕊を刺繍しました。

「蕊降る頃」は季語にもなっています。桜は花びらが散るとガクの部分が残ります。種類にもよりますがガクの赤いものは、それがまたお花のように見えてキレイです。樹によっては蕊がたくさん落ちて、樹の下が真っ赤に染まることもあります。歩道だったりすると、その上を気に留めることもなくみんな歩いていきますが、ぜひ今年は花の終わった後も樹を眺めたり、道に落ちている蕊に目をやってみてください

ぜひ実物をご覧にいらしてくださいね