日本茜染め

2024年03月19日

日本茜を種から育てていました

茜は根っこが赤いのです。ですからと名前の由来は、赤根→アカネとなったということです

茜染めはこの赤い根で染めます

根っこは3~4年育てて大きくなったものを使いますので、とっても時間がかかります

2020年に撒いて先日掘り上げました

四つのが苗大きく育っていましたが、最終的には1つだけになっていて、昨年の夏の暑さで枯れてしまったと思っていました

数日前の事、もう枯れてしまったから整理して大丈夫・・・とアカネのプランターの土の堀りあげを主人に頼みました

それでも、もしかしたらと、主人が丁寧に土を扱ってくれたおかげで、1本のアカネの根が生きていていることを確認し、採集してくれました

私は、大喜び!早速、軽く洗い、煮出してみました。赤い染液に!!

ほんの少しの大切な茜の根、綿の糸を染めました

赤の色は濃くはありませんが、本当に鮮やかな『赤』感激です

根を数年かけて育てることの大変さと、だからこそ守っていきたい日本茜染めの伝統を実感した私です