身近な草花とのかかわり

2025年03月11日

私の作品の題材は身近な草花です。自宅の庭先や道端、近くの雑木林や空き地などで目にする植物たちをデッサンして、刺繍用の図案に起こして刺繍します

植物たちとの出会いは、小学校1年から始まった夏休みの自由研究の「植物標本」作りです。

両親からの勧めで、毎年継ぎ足し継ぎ足しで押し花が増えていきました。そして、夏休みの間だけでなく、四季を通して植物採集をしていきました

いつもの草花はいつものように、毎年そこに芽を出し葉を広げ花を咲かせてくれました。おかげで、私は知らず知らずのうちに名前を覚えていきました

まだ現役で仕事をしている頃、50歳になったばかりの頃です。その時の職場のあった場所は、大規模に宅地開発され、発掘調査が終了してこれから家が建ち始める・・というところにありました

電車を降りて職場まで20分ほど歩きます。その道々たくさんの草花が咲いていました。雑草が茂っていると言ってしまえばそうなのですが、私にとっては宝の山でした。毎朝1つ草を採って職場に向いました。まずコーヒーを入れて、一息着いたところで、仕事開始時間までクロッキー帳に採ってきた植物をデッサンすることが日課でした。退職後にもクロッキー帳の植物デッサンは続いて8冊目となっています。これがすべて私の刺繍の図案の元です(^^♪